2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧
終わりというのは一瞬の出来事のようであるけれど、それは違うんだということに気付かされた。 季節に春夏秋冬というそれぞれ別々の名前を持っているのに、それらはずっとつながっていて「ああ、いつまにか春が来ていたんだ」と気付くように。 虹を描くとき…
ある日、酔った父が『最後につじつまがあってりゃ、何やってもいいんだ』とボソッと言ったんです。 それを聞いた瞬間、あっ、これがバカボンのパパの名ゼリフ『これでいいのだ』につながっていると分かった
世界、時間を超えて囁かれる理解できない考え、新鮮で強いアイディア、私を惹き付けるよくわからないもの、そういうものが可能性を担保する、
待ちに待ったゴールデンウィーク! しかし、著者のようにreblogのqueueがたまっていたり、 お金がない、友達がいない、さまざまの理由で出かけられない方も多いことだろう
バスルームが廃墟っぽいです。彼女はまっすぐに私を見て言う。たしかにバスタオルホルダが壊れたままだし、ペーパーホルダも片側が割れているし、罅の入った排水口のふたも交換していない。ごめんね、なんだか、面倒で、ふだん誰も出入りしないから取り繕う…
・忘れられる過去 (朝日文庫) 荒川洋治・一千一秒物語 (新潮文庫) ・黒衣の短歌史 - 中井英夫全集 第10巻・中井英夫詩集 (現代詩文庫 第 1期66)・漢文名作選・折口信夫 貴種流離譚 二重心臓・哲学者たちの死に方・死に至る病 (岩波文庫)・大工よ、屋根の梁を…
「ミスター・エレクトリコ」に救われた少年が、著作によって世界の人々を救う。 「永遠に生きよ!」と云われた少年が、その著作によって永遠に生きる。
どんな芸術もすばらしいよ。どれか一つとは言えない。もし生まれ変わったような気にさせてくれて、 朝にはベッドから起きようというような気にさせてくれるなら、何であれ、もう立派な芸術じゃないかな。
ブラッドベリはどこか遠くに往ってしまった。だけど、本を開けば、いつでもそこには10月の射光がさしこむ屋根裏部屋や、 秋の森が黄金に輝き、たんぽぽが風にそよぐ草原では運動靴をはいた少年が月まで飛び上がり、カーニバルの木馬は逆回転し、 お菓子の…
二百年後の火星で、僕の本が読まれるだろう。そう思うとうれしくなる。大気もない死んだ惑星に人がいてね。 夜更かしの少年が、懐中電灯を用意して、ベッドにもぐり込んだまま、火星で『火星年代記』を読むんだ