Q.バスケに粘着するのは要するにバスケのユニフォーム姿フェチだから？ A.全くその通り。

俺は海辺から世を見つめている 実にいい場所だ 頻繁に行き交う巨大線 深夜も明滅する光と燃える炎と吐き出される蒸気 休みには巨大な建物に多くの人々が列を成す 終われてよかった 俺は銀河の奥の彼方へ行くことができた ジョバンニとカムパネルラのように

牢獄から逃げた先は地獄 夜をビル街の明かりが照らす アスファルトに寝転がる 絶望的な感触が背中に伝わる 残酷なまでに明暗の別れる街 光の中で育まれたあらゆる物を持つ者たち 闇の底で這いずる何も持たぬ俺 決して交わることはないはずだった生 交差した …

巨大な朔月が輝く闇夜 晩秋の風すら俺を嘲笑う 撒菱の如き冷気が肌へと突き刺さる つがいの典獄に問う なぜ殺さなかった？ なぜ悪夢の生を歩ませた？ なぜ俺から喜楽を奪うことだけに力を注いだ？ なぜ俺の首を護謨で絞め続けた？ なぜ俺の肌を金属で焼き続…