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終わりというのは一瞬の出来事のようであるけれど、それは違うんだということに気付かされた。

季節に春夏秋冬というそれぞれ別々の名前を持っているのに、それらはずっとつながっていて「ああ、いつまにか春が来ていたんだ」と気付くように。
虹を描くとき子どもたちは七色のクレヨンを持つけれど、実は虹は七色ではなくて何万何億、、、数え切れないほどの色でできていることに気付くように。
(人間には見えていないだけで、あの虹の赤の外側と紫の外側にも色があってそれに気付くように）
誰かのふとしたやさしさがめぐりめぐって僕のところに来たんだと気付くように。