言葉辞典出張版版

ネットに散らばっている言葉を集めている。それだけだ。

そして、彼女の描いた「終わり」は、決してネガティブでなかったのは「絶望」のその次があるという「希望」を常に描いていたからだ。
「終わり」さえも与えられず、真綿で首を絞められるごとく、永遠に続く見えない絶望の最中にあるような、ゼロ年代の幕開け前。
午后のまどろみのような美しい“完璧”な物語の誕生した理由は、時代背景を考慮しなくては理解はおろか、誤読してしまうだけだ。