2014-05-31 ■ 音楽は、聴いてみないとわからない。そのようにして 未知なる音楽、未知なる演奏家を聴く時に信じられるのは 自分の耳だけである。自分の耳を信じて、しかも謙虚さを 忘れないで音楽と向き合えたとき、柔らかく音楽を楽しめる。 有名だからとか、世間の評判がいいからとかいう理由で、 演奏家を選んで聴いていると、音楽への自分なりのスタンスを 確保できなくなる。未知なる演奏家との遭遇を 自ら望んで求めていく過程で、自分なりの耳が鍛えられていく。