2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧
釣り上げられた獲物は、その環境の急激な変化によるものかはかなく凍りつく前の生命の一瞬のきらめきか、 地球のチョウチンアンコウについているような先が白く丸いそれを振り回し、自分の膨らんだ体に打ち付けて 独特の音を鳴らし、そしてその動きを止めて…
It’s Only A Paper Moon」 Say, It’s Only A Paper Moon それはただの紙の月 Sailing Over a Card Board Sea 描いた海のうえにある But It Wouldn’t be Make Believe でもね ぼくを信じれば If You Believed In Me ほんとの月 Yes, It’s Only A Canvas Sky …
一族が経営する鉄鋼所の真っ赤な火柱があがる溶鉱炉は、 ナチスの謀略によって瓦解する鉄鋼財閥一家が堕ちていく地獄の業火を思わせる。 その地獄の業火に焼かれて噴き出す汗が、登場人物たちの額から醜く滴り落ちるのだろう。
あなたが会う人は誰でも何かを怖れているし、誰かを愛しているし、 何かを失った人なのだということということを憶えておきなさい
人々は誰も笑顔を見せることはなく、老人は自ら殺した子供の死を嘆く。 この社会の人々は、理不尽に殺された若者と同じ世界に生きている。 若者を殺した兵士よりもずっと生気の無い表情で生きている。 老人が大量の荷物を抱えて逃げ出した後には果たして何が…
わんぱくこじらせて脱いだパンツを洗濯かごにジャンプシュートしたら、 洗濯機の裏の光と手が届かない闇に消えてった。悲しい。
でもわたし、あの子があなたの気に入るとは思わないわ。 だって、ちっとも惚れっぽい子じゃないんですもの。 あなたはね、きっと惚れっぽい女の子が好きになるわ。
きらめく季節に たれがあの帆を歌ったか つかのまの僕に 過ぎてゆく時よ夏休みよさようなら 僕の少年よ さようなら ひとりの空ではひとつの季節だけが必要だったのだ 重たい本 すこし 雲雀の血のにじんだそれらの歳月たち萌ゆる雑木は僕のなかにむせんだ 僕…
みんなが行ってしまったら私は一人で手紙を書こう みんなが行ってしまったらこの世で最後のタバコを吸おう
濃いめの青色「わすれなぐさいろ」は、本家クレパスにはないオリジナル色。 クレパスを手にしたときの、楽しい気持ちを思い出すかもしれない。
この写真ももう過去になっている。 あの日よりも片付けは進んでいるに違いない。 でもいつか壁に突き当たる。
人生っておかしなもんだね。 誰かとすごく親しくなったかと思うとなんの理由もないのにだんだん離れていったりするみたい