2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧
麺を食べる勢いというのは、サッポロ一番に対する気持ちそのものだ。
そう、写真の中で『生きている』彼女たちと写真を撮りたいんですよ。 その中に、ぼくもいる。確かに、生きた人間は苦手かもしれない。 だって、写真に撮ると、生きている人間は死んじゃう感じがする。 『彼女』たちとは逆ですね
この顔、この表情は、きっと、どこかで現実に存在したものなのだ。 いや、そんな言い方をすると、どこかにオリジナルがあることになってしまう。 だから、わたしたちは、こういうべきなのだ、「ラブドール」たちの表情は、一度産みだされても、やがて老い、…
だが、「ともこ」……口もとにホクロがあって、なんて色っぽんだ……いや、「沙織」だって、 昔この顔とそっくりの女の子と付き合ったことがあるんだ……「こゆき」……なぜ悲しんでいるんだ? わたしが慰めてあげようか……って、人形だよね、ほんとうに、おまえたち……
私は他人と一緒に独りでいたいだけだ、と思った。 1人きりにならなければ、私はくつろぐことができない。 しかし、本当に1人きりだと、私はどうしようもなく不安になり、疲れきるのだ。 自分が異様な狂気の道を、果てしなくどこかへ逸走してしまう恐怖でた…
あのね、人間に近すぎてもいけないんです。もういくらでもリアルに作れます。 そしたら、気味悪くなっちゃう。死体みたいになっちゃうんです。 うちでは、実際の女性から型どりしたものも作りました。でもそんなに人気は出ませんでしたね。 その子がちょっと…
人生には一夜だけ、思い出に永遠に残るような夜があるにちがいない。 誰にでもそういう一夜があるはずだ。そして、もしそういう夜が近づいていると感じ、今夜がその特別な夜になりそうだと気づいたなら、 すかさず飛びつき、疑いをはさまず、以後決して他言…
僕の頭は曇っていて、がたがきている。なんにも 起こっていない。何もかもが、起こっていく。人生は 石だ。研がれて、尖っていく、石だ。
なんだかずっと、永遠に白いままでいるような気分になります。 でもいつの日にか、きっと、この白さが懐かしくなると思います。
自然な分娩なら、統計的には人間も満潮時に出産するらしい。 サンゴと同じ。そして引き潮であちらへ旅立つ。